○○と、僕

日々思うことのつらつらぶろぐ

別に僕らは皆で一つじゃない。

ベランダを開けてもムワっとする空気は既に無くなって、少し涼しめの風が部屋を包んでいく。夜にはコオロギの大合唱に変わっていて、空気も生き物も夏を終わらせ次の季節を迎え入れている。ついでに言えば昨日まで台風真っ只中。めちゃくちゃ風が凄かった。笑

 

先日、請け負った案件一つのリリースが終わったこともあってここ数日は幾分仕事に余裕が出てきた。

ただ、フリーランスの性(さが)かな、ゆっくりしてると仕事が無くなるのではないか、と焦ってしまうようで実は9月からもう一つ新しい仕事に参画している。こんにちは、馬車馬です。笑
まぁ働けるうちに働いておこうの精神で今はいる。適度に休みの日は遊んでいるおかげで心に余裕はあるし、何より在宅でここまで自由に働けているのだから馬車馬だろうが働かないと。それに自分みたいな性格の人間は「忙しい忙しい」と動き回ってる方が性に合ってる。

 

イケオジナイト行ったり、ノースエナイトに初めてスタッフとしてお手伝いしたり、ご近所お友達と集まり近くのバル+宅飲み10時間したり、ベアプールパーティ行ったり、と夏の思い出を写真と共にブログに残しておこうと思ったんだけど見返すとどれも友達と映っているのでやめておこう。どれも楽しい夏の思い出。ここ数年を考えると随分と自由に動いて遊べている。来年はキャンプや川遊びがしたいなー。

 

 

あと久しぶりに活字活動。

友達にすすめられたこちらを読了。

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『おいしいごはんが食べられますように』
高瀬 隼子

職場でそこそこうまくやっている二谷と、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川と、仕事ができてがんばり屋の押尾。ままならない微妙な人間関係を「食べること」を通して描く傑作。(引用)

 

100ページ程度なので数時間で読み終わる。見る人によって全く違う感想が聞けそうな作品だなと思った。

 

ある人は手元に置いておきたくないと言い
ある人は令和的だと言う。

 

僕自身の感想としては
良いも悪いも何もない。という感じかな。


ご飯を食べる行為を『重要』とする人もいれば
『面倒』と捉える人もいる。

 

誰かが言う『好き』な事は
他の誰かにとって『嫌い』な事というものもある。
何に価値を見出すのかなんて人それぞれ。

 

あの人が良いと言ってる物が必ずしも僕にとっても良いものとは限らない。勿論逆も然り。人それぞれが持つ良し悪しがある。それでいいのだと思う。別に僕らは皆で一つじゃない。皆が一緒の意見なんて持ってるわけがないしね。

 

だから正直、帯に書いてあるようなざわつきもなければ、不穏な気持ちにもならなかった。どっちかっていうとそれぞれの想いを思うと「ふふっ...」と微笑しながら読み進めていた気がするな。

 

自分自身の軸となってる『人は人、自分は自分』という部分をハッキリと、そして改めて自覚する、そんな作品だった。

 

是非秋の夜長のお供に読んでみてはどうでしょうか?人によってはざわざわするようですが。笑

 

奇しくも読み進めた日が母の9年目の命日だった。
母の死をきっかけに自分の中にあった価値観が少し変わった気もしてるので不思議なタイミングで読んだ本でした。